2008.02.29 金曜日
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いろんなことに感謝しないといけない
個室が与えられていること
紙が与えられていること
水が流れること
鏡があること
見えること
『自分のことをどれだけ知っているか』
つまり、
・好きな色は?
・好きな時間は?
・好きな季節は?
・好きな乗り物は?
・好きな人間は?
そういった質問に対する答えが、漠然とでもいいから、どれだけ準備できているか
これは『自分のことをどれだけ知っているか』への一つのアプローチ
もう一つ、考えなければならないことがある
それは、分母と分子のこと
例えば、上で挙げた質問のいくつかに答えられたとしよう
でも僕らは、いったいそれらの答えが自分という人間の総量の
どれくらいを占めているのかはまったく分からない
つまり、
(自覚している自分)/(自覚している自分+自覚していない自分)
という分数の分母を知る術はないのだ
若ければ若いほど(自覚している自分)は少ない
そのアドバンテージを信じてみないか
カメラを持ったまま自転車で転倒したらどうなるでしょう
たぶん、レンズフードがボコボコに凹んで
アゴを自転車のフレームにぶつけて裂傷を負って
アスファルトに踏ん張った右手首が痛くなって
少し離れたところからお婆さんに憐れんだ目で見られる
それくらいのもんでしょう
いってぇ
図画工作の時間
絵の具に水を加え過ぎた
とても薄い絵の具を筆に含ませて
画用紙に空を描いた
ムラがひどくて
紙がボコボコになって
好きな青になって
今、お前がしていることは何だ?
それが、今、お前がすべきことなら素晴らしい
自信を持って、そして責任を持って続ければいい
それが、今、お前がしなくてもよいことなら
少なくとも他にすべきことがあるのなら
その作業を少し止めて、すべきことをしなさい
ただね、すべきこと=したいこと、が理想だとしたら
等号を取っ払って、代わりに曖昧なフィルターを挟んでしまう
そういうことになってしまいそうなのが怖くて怖くて
飽きた
自分の写真に飽きた
そんな風に思うことないですか
僕はあります
トイカメラのハーフカメラを借りました
そして東京の海を撮ってきました
暖かい・優しい
そんな写真は撮れないのです
そういった感性を持ち合わせていないものですから
図書館が好きです
整然としていて知性が漂っていて、独特のにおいがする
静かな空間で黙々と勉強する人
静かな空間が心地良くて寝てる人
そんな人たちを眺めている人
(The following passage was quoted from my last year’s diary onmixi.)
公園で見かけた少年の後姿に
まだ何も知らず何も知らなくて良かったあの頃のジブンを重ね合わせ
公園を散歩するお年寄りの曲がった背中に
人生の盛りを過ぎた未来のジブンを重ね合わせる
伸びてゆく影の長さが身長の倍ほどになった頃に、静かに窓を閉めて椅子に座りPCを開く
果てしない時間の流れの中で見れば点にも満たないほどのわずか一瞬を
「人生」として楽しんだり悲しんだりしながら過ごしているという事実に、目を向ける時がある
それは過去のジブンを垣間見た時や、未来のジブンを想った時だったりする
日々の出来事はかけがえのない思い出ではあるが
それらについて考えて搾り出した考え方や或いは感情といったものが
いつの日かトンデモナイ財産になればいいなー と思うわけなのです
自分が胡散臭い
他人に触れるたびに思う
その他人が真面目だろうと不真面目だろうと
彼らは自分自身に同調出来ているように思える
それに比べて自分は
曲がり角に差し掛かったジェットコースターから飛び出して
車体は右へ、自分は惰性でまっすぐにポーンと飛んでいく
そんな無気力で、無抵抗で、どうしようもなくだらしない感じがする
感じがする?
いや、だらしないのだ
ちょうど階段を上がり終えたとき
ホームではさっきまで乗っていた電車のドアが閉じられた
ドアが閉まるプシューという音が聞こえると同時に
前から来た男性が僕の横を必死な様子で駆け抜けていった
あまりにも必死な彼にとっては
あまりにも絶望的なタイミングだった
あそこにいる少年が僕らを見失わないように木を避けよう
そんなちょっとした優しくさくらいは持って生きているつもり
それが気付かれるか、受け入れられるかは
また別の問題だ
履歴書の資格欄
そのスペースを綺麗に埋められるほど資格を持っていない
だからせめて、スペースがなんとなく綺麗に見えるように
詰めすぎず空けすぎず
バランス良く書いてみようと思った
ある溝が言った
「昨日さ、100リットルくらいの雨を流したぜ。新記録だ。」
すると、すぐ隣の溝が言った
「なんだ、俺も100リットルくらいだったよ。」
さらにそのまた隣の溝も言う
「俺も確か100リットルくらいだった。」
さらにさらに隣の溝も同じようなことを言おうとしたが
結局は同じようなことなので言わないことにした