2008.02.12 火曜日

the neighbor

parallel

ある溝が言った
「昨日さ、100リットルくらいの雨を流したぜ。新記録だ。」
すると、すぐ隣の溝が言った
「なんだ、俺も100リットルくらいだったよ。」
さらにそのまた隣の溝も言う
「俺も確か100リットルくらいだった。」
さらにさらに隣の溝も同じようなことを言おうとしたが
結局は同じようなことなので言わないことにした


--------------------------------------------------
距離が近いということは
ある程度同じ環境で同じ影響を受けている可能性が高い
その中でそれなりに価値観を共有している状態は必然的だろう
距離は遠いけれど
異なる環境で異なる影響を受けながら生きているけれど
その中で価値観・感覚を共有できてしまう、そんな状態
物理的な距離を常に直視しながら
それでいてすぐ傍にいるような気持ちになる瞬間が
なんか凄く嬉しく思えてニヤッとしてしまう、こともある

Post a comment.