Posts tagged “GRD2”

2023.04.26 水曜日

デジカメ遍歴

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過去に自分が撮った写真をひっくり返して眺めてみた。2009年〜2012年はGR DIGITAL II、2015年〜2018年はGRを使っていた。合間の数年は大学時代から使っていたNikon D40(+単焦点マニュアルレンズ)を使っていたけど、この期間はデジカメじゃなくてフィルム撮影を満喫していたと思う。

呼吸をするように大量の写真を撮っていたのはGR DIGITAL IIだった。当時住んでいたボロアパートの中、近所の風景、友人と飲みに行った様子などなど。しょうもない写真も多いけれど、写真というものは時間が経つとパワーが増すというか、画質だけが写真じゃないなぁと思ったりした。

この写真は2009年5月30日に新宿で撮った写真。GR DIGITAL IIだ。約1000万画素、35mm版換算28mmレンズ。よく写っているよね。

2023.04.20 木曜日

28mmか40mmか

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カメラの買い替えを検討している。過去に撮った写真を振り返ってみるとリコーのGR DIGITAL IIが一番よかったのかなと感じる。画質もそうなんだけど、結果的に残っている写真の印象として。
最新機種だとGRIIIとGRIIIxの2バーションあってそれぞれ35mm版換算で約28mmと約40mmの設定。GR DIGITAL IIが28mm相当だったから、同じように使うのであれば前者ということになるけれど、40mmといえばBessaやLeica M6なんかのレンジファインダーカメラでフィルム撮影していた頃に愛用していた画角で、こちらも興味がある。
いずれにせよゴールデンウィークまでには入手したいけど在庫はあるだろうか。

2012.03.13 火曜日

雪にミルクをこぼして

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圧倒的な自然に踏み入れ、その融けるような静けさの中を平然と流れるリフトに運ばれながら、自分の存在を意識することが難しくなった。

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たとえば背景の色と重なってどこまでが写真なのかが分からなくなるように、このからだのどこまでが自分であるのか分からなくなっていた。極端になめらかなグラデーションに覆われて、ぼくは消えていった。

2011.10.23 日曜日

雑感:伊藤圭のポートレート写真展

伊藤圭 ポートレート展#1

『伊藤圭のポートレート写真展』に行ってきました。
Twitterでも流しましたが、追記した感想を書いておきます。

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2011.06.29 水曜日

サンダルで歩きたい

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つぎの一歩のことばかり考えている。
この2年間で答えをだそうと決めていた。
6月が終わる。7月がきて、8月になる。

電車に乗っていると、隣の線路を別の電車が並走することがある。
はじめは少し離れていて速度もすこし違っている。
じわじわと近づき、ぴたりと並走し、ほんの数秒だけ同調する。

そしてむこうはわずかに車体をかたむけて進路を変え、橋を渡る。
ぼくはそれを目で追いながら、線路に沿って地下深くへと吸い込まれていった。

窓越しに目があったのはもうひとりの自分か。
もうすぐ2年、また花火が打ち上がる。

2011.06.05 日曜日

空高く飛び回る鳥を見上げる案山子のように

ハイメ・アジョンの世界展

机の上

写真展、絵画展、デザイン展。
週末ごとにいろいろ足を運んでいる。

自分の世界には存在し得ないものが
誰かの世界にはやはりくっきりと存在している。

じぶんはどうだろうかと問いかけてみた。
ぼくは空を見上げるただの案山子だった。

2011.02.06 日曜日

宇宙船「もやもや」

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具体的でないことを考えているとき、つまり色も形も重さも大きさも曖昧で、そこにあるようでないような事柄について考えているときは、「もやもや」としか表現のしようがない得体のしれぬ何かを頭の中に住まわせて、そのふるまいをひたすらじっと観察しているような状態にあるのかもしれない。そして、その観察した内容をきちんと言語化するには自分なりの方法や技術が必要である。しかし、もしこれらを知らなかったら「もやもや」が頭の中に留まったままとなり、いつのまにか見失ってしまうだろう。だけど決して消滅したわけでなく、「もやもや」は宇宙で迷子になった船のように音もなく飛びつづけ、ときどき、どこかの名もなき恒星の光をその機体に鈍く反射させてはその存在をぼくに気付かせようとし、ぼくは地球でふいに夜空を見上げるのだった。

2010.10.20 水曜日

もうすこし近づいてみる

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10月がはじまった!と思っていたら
もう20日なんかになってしまっていたりする。
すぐに11月がやってきて、秋は薄れていくのだろう。
日常のなかで感じる季節もあるだろうけど、
紅葉を見に行ったりしてもっと積極的に季節に浸りたい。
せっかく四季があるんだから。

最近、自分でも意外なほどに週末は誰かと会っている。
先月までは休日に誰かに会いたいだなんて思わなかった。
特にあたらしい出会いとかは完全に避けていて、
心がフリーに解けた関係の人にしか会わないようにしていた。
あたらしい関係をつくるパワーがなかったんだと思う。

ところがここ半月くらい、何がきっかけかわからないけれど
人が人と会うことの影響の大きさに(ようやく)気づいた。
例えば同じ24歳の人とあたらしく知り合ったとき、
ああ、こんな24歳もあるんだ、っていうような
シンプルな驚きというか衝撃・刺激を受けたりする。
うまく表現できないけど、人間のおもしろさ自体に
最近は興味しんしんらしい。
そこからいい影響をすくいとれたらいいな、とか考えたり。
 
それから最近は写真。
写真ってやっぱりいいよなぁとしみじみ思う。
しみじみ思っているだけではつまらないから
もうすこし写真に近づこうと思っている。
どうやって?さてどうしようかな。

2010.10.16 土曜日

その理由(草案)

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世界にはきれいがあちこちに散らばっている。
たまたまそこを通りがかったときに見つけられるもので、
たぶん探して見つけるものではないと思う。

そしてそれらは誰でもときどき出会っているんだけれど、
たとえば心のセンサーが反応する閾値に達していないせいで
気付く機会を逸していることがあるんじゃないだろうか。
もちろんセンサーの感度とか特性とかは人それぞれだから、
ぼくがきれいだと思うものをそうは思わない人はいるはずで、
その逆のことも起こりうるはずなんだろうけど。

 
ぼくが写真を撮る一番大きな理由は、
そういった出会いがあったという事実を写真で残しておくことで、
たとえその記憶が意識の奥底の隅っこに沈んでしまったとしても
写真がトリガーとなって再認識することができるから。
きれいな風景を「きれいだ」と感じた瞬間の
たぶん絶対にことばにはできない感覚というものはとても脆くて、
それゆえに時間の流れの中であいまいに分解されていってしまう。
そのことがもったいないというか、怖いというか。

街で見かけたきれいな風景ってとてもささいなことだけど、
ぼくにとってはささいなことの積み重ねが日々のしあわせであるし、
もしもそういう風景に反応できない人間になってしまったら
その後の人生はどれだけ味気のないものになるだろうか。

写真がすきだ。
その理由はこんなところかもしれない。(違うかもしれない)
草案として書き残しておく。

2010.10.08 金曜日

ohayo world.

2010/10/08

2010.10.03 日曜日

10月・東京・青色

Ueno

西日暮里駅から上野公園まで散歩した。
噴水のそばでビールを飲んでぼんやり過ごした。
どんな生き方するんだろうって考えた。
雲がゆっくり流れていった。

2010.09.29 水曜日

走り抜けてく風に吹かれて

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あの子が日本を飛びたった。
ずっと遠くのあの国で、しばらく暮らし、働くそうだ。

さよならずっとおげんきで。
さよならきっとしあわせに。

2010.09.23 木曜日

わかんないこととわかったこと

line

わかんねぇなあ、って感じることがある。
なんでそんなこと言うんだろう。
なんでそんなことするんだろう。
なんで、なんでって想像してみるんだけど、わかんない。

ある人が何かをする。
その行動の影響を受ける場所に自分がいるときに、
行動の理由とか目的が分からないとすごく不安になる。
彼は何を伝えたいのだろう、何を求めているのだろう。

行動することは外部への発信のかたちのひとつだから、
きっとその行動には少なからず意味があると思っている。
だけど、はっきりとした意味が読み取れない行動で、
結果として不快感を与えたり不安に陥れたりするだけになったりすると、
なんだかそれ自体が目的なんじゃないかと思わずにはいられない。
そんなときに、わかんねぇなあ。って暗くなるのだ。

他人のことをきちんと把握・理解することはむずかしい。
そのことをこれまで避けてきた人間にとってはなおさらだ。
だからこそ最近は、相手のことがなんとなくわかっていて、
自分のこともどうやら少しはわかってもらえているらしいと感じることが、
どれだけしあわせで楽しいことかということが、ようやくわかってきたりしている。

2010.06.12 土曜日

薄く広がる土曜日

BLUE OR GREEN

梅雨入り前の最後の晴天、とか
さみしいこと言うなよ、なんて
天気予報に突っ込んだりして、ふと
薄曇りの空が青に溶けていくさまに、つい
こんな毎日からの逃げが揺らめいて、また
今日5回目のくしゃみをした。

2010.04.12 月曜日

定まらない気温

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さくらを見つつ、歩きつつ、春っぽい風に浮かれつつ。この週末はそんな感じで過ぎていき、気がつけばまた一人で文章を書いている。短い時間に並べられた少しずつの楽しみと心もとなさを振り返ると、結局また「なんだかなぁ」と思ってしまう。でも、そうは言っても昨日は終わったし、今日は月曜日だけど休んでいるし、ぐずぐずと過ごしてしまうのはよくないことだと重々承知していますので、さっき図書館から取り置き通知が届いた本を借りに行こうとか考えている。ただし、外は寒くて雨が降っている。

思い出に浸ることを嫌ったり、将来に不安を重ねることを嫌ったりする人がいるけれど、それはその人が強いとか冷徹だとかそういうことじゃなくて、きっと気持ちの切り替え・切り分けが上手なだけなのだろう。過去の現実と今の自分、それから歩むべき未来、あるいは進んではいけない未来。きちんとそれらを理解したりイメージできると、毎日に迷ったりせずに地に足をつけて生きていくことができるんだと思う。

で、自分はそれがどうも上手じゃなくてゆらゆら過ごしている。過去に引っ張られる日があるし、未来がばらばらに散らばってどれを見ていいのか分からなくなる日もある。そんなとき、今の自分は宙ぶらりんになる。我ながらどうしようもない性格だと哀しくなるけれど、死ぬまでこいつと付き合っていかないといけないことは間違いない。だから今日もゆらゆらと過ごす月曜日。

2010.04.04 日曜日

おだやかな春、やさしいイヌ

Sakura

東京は桜が見頃です。大阪の桜はどんな様子でしょうか。たぶん週末の大阪城公園や万博公園にはたくさんの人が足を運び、お酒を飲んだり焼きそばを食べたりしているんでしょう。学生時代に住んでいたアパートの裏の大きな公園もきっとピンク色に染まり、夜には大学の新勧コンパがにぎやかに催されているのだと思います。
ぼくはといえば、この土曜日に2つの花見のお誘いもらいましたが、どちらも断ってしまいました。どうも気分がのらなくて。だから結局、今日はひとりで過ごしました。で、小田急線の車窓に街を点々と染めている桜の木を見つけて、それだけで春を感じて満足。やっぱり桜はうつくしい。

今日、友人が急に地元に帰りました。彼の実家のイヌが危篤だそう。
そのイヌはずんぐり大きくて動きが少なく、とてもおとなしくて、やさしいイヌです。彼の家に遊びにいっても、庭の小屋からこちらを眺めるだけで寄ってくることはほとんどありません。なかなか愛嬌があってかわいらしい。でも、番犬にはならないだろうなぁといつも内心では思ってました。そんなイヌの命があぶない状態だと聞いて、戸惑いました。あの家の玄関にはあのイヌがセットなわけで、いなくなるなんて想像できないから。
今夜は、静かなる番犬の無事を願い、望み、祈ります。

2010.03.29 月曜日

ストップモーション


Loading Film into a Camera

夢中になって創ったものがこんなレベルだったとしても、
おおきな満足感とちょっとした自尊心がそこに残るのならば
たぶん、それはそれでいい。

2010.03.28 日曜日

寝ぼけた写真

i'm sleepy in the spring

昨日、髪を切るつもりだったけれど、いつもの美容院の予約がとれなくて断念。いつも当日になってから予約の電話をするので、3月末のようなみんながすっきりさっぱりしたくて美容院の需要が高まる時期はどうも分が悪い。鏡の前でボサボサした頭をどうしようかと悩み、ボウシをかぶろうかとも考えたけれど結局ボサついたまま、春になりきれない日差しの中にでかけてみた。

毎年この時期はとても眠たく感じる。日中から意識がクリアにならず、夕方くらいになるともういつでも寝られますよといった体制になっている。昨日も15時を過ぎたあたりから頭がぼうっとしてきて16時くらいには眠気でふらふらしていたし、夜は22時くらいに眠っていた。春眠暁を覚えずとはこのことかとも思ったけど、春というにはまだ寒すぎる日々がつづいている。

2010.03.24 水曜日

バスで出会った人

window 1

3月20日、朝8時、新宿発のバス。13時30分到着予定だったはずのバスは、結局1時間遅れの14時30分に目的地の岐阜県高山市に到着した。乗車から降車までの約6時間30分のあいだ、隣の席に座っていたアメリカ人男性と、たぶんお互い少しずつ緊張しながらものんびりした会話をつなげて過ごしていた。

window 2

彼は写真を撮るのが好きで、週末ごとに日本のどこかへ出かけては写真を撮り、Webを使って世界中の知り合いにその写真を見せてあげるのだと、とても楽しそうに語ってくれた。海外で日本といえば東京で、騒がしくて高密度な都会のイメージを抱く人がほとんどらしい。だけど本当は日本には静かで美しい場所がたくさんあるのだと、これまでに足を運んだ日本各地の写真を見せてくれながら彼は話していた。また、日本だけじゃなくて世界には美しい場所がまだまだあるのだとも言った。彼の持っているカメラはこれまでに13カ国を見てきたのだそうだ。

window 3

彼は写真の話以外にも、故郷の話や仕事の話、家族についての話をしてくれた。また、僕が東京に住んでいる理由とか、どんな生活をしているのかとか、将来はどうするつもりなのかといった質問もされた。東京は楽しいけれど家賃が高くて困るという話をしたら、「30歳まではお金が無くても楽しく過ごせるよ。で、その頃には稼ぐお金も増えてるから大丈夫だ」と彼は笑った。

window 4

バスを降りたところで二人で写真を撮った。
お互いに「また会いましょう」と言い交わし、短いバスの旅は終わった。

2010.03.22 月曜日

road trip

from bus 1

岐阜県にいってきました。

from bus 2

あたらしい出会いがありました。
ようやくの再会もありました。
今夜はたのしい気分をのこしたまま、ふかく眠りたいと思います。
明日からまたがんばろう。