Posts from 10月 2010

2010.10.20 水曜日

もうすこし近づいてみる

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10月がはじまった!と思っていたら
もう20日なんかになってしまっていたりする。
すぐに11月がやってきて、秋は薄れていくのだろう。
日常のなかで感じる季節もあるだろうけど、
紅葉を見に行ったりしてもっと積極的に季節に浸りたい。
せっかく四季があるんだから。

最近、自分でも意外なほどに週末は誰かと会っている。
先月までは休日に誰かに会いたいだなんて思わなかった。
特にあたらしい出会いとかは完全に避けていて、
心がフリーに解けた関係の人にしか会わないようにしていた。
あたらしい関係をつくるパワーがなかったんだと思う。

ところがここ半月くらい、何がきっかけかわからないけれど
人が人と会うことの影響の大きさに(ようやく)気づいた。
例えば同じ24歳の人とあたらしく知り合ったとき、
ああ、こんな24歳もあるんだ、っていうような
シンプルな驚きというか衝撃・刺激を受けたりする。
うまく表現できないけど、人間のおもしろさ自体に
最近は興味しんしんらしい。
そこからいい影響をすくいとれたらいいな、とか考えたり。
 
それから最近は写真。
写真ってやっぱりいいよなぁとしみじみ思う。
しみじみ思っているだけではつまらないから
もうすこし写真に近づこうと思っている。
どうやって?さてどうしようかな。

2010.10.16 土曜日

その理由(草案)

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世界にはきれいがあちこちに散らばっている。
たまたまそこを通りがかったときに見つけられるもので、
たぶん探して見つけるものではないと思う。

そしてそれらは誰でもときどき出会っているんだけれど、
たとえば心のセンサーが反応する閾値に達していないせいで
気付く機会を逸していることがあるんじゃないだろうか。
もちろんセンサーの感度とか特性とかは人それぞれだから、
ぼくがきれいだと思うものをそうは思わない人はいるはずで、
その逆のことも起こりうるはずなんだろうけど。

 
ぼくが写真を撮る一番大きな理由は、
そういった出会いがあったという事実を写真で残しておくことで、
たとえその記憶が意識の奥底の隅っこに沈んでしまったとしても
写真がトリガーとなって再認識することができるから。
きれいな風景を「きれいだ」と感じた瞬間の
たぶん絶対にことばにはできない感覚というものはとても脆くて、
それゆえに時間の流れの中であいまいに分解されていってしまう。
そのことがもったいないというか、怖いというか。

街で見かけたきれいな風景ってとてもささいなことだけど、
ぼくにとってはささいなことの積み重ねが日々のしあわせであるし、
もしもそういう風景に反応できない人間になってしまったら
その後の人生はどれだけ味気のないものになるだろうか。

写真がすきだ。
その理由はこんなところかもしれない。(違うかもしれない)
草案として書き残しておく。

2010.10.08 金曜日

ohayo world.

2010/10/08

2010.10.08 金曜日

たぶん明日はやってくる

 

4年前の今日、ぼくは20歳になった。
大学2年の秋は実に宙ぶらりんな状態で、
あらゆる方向に自由落下しながら暮らす毎日の中、
ただ素直に感じ、素直に行動していた。
自分の感覚を信頼していた。
色や音、光、風、ことば、時間、ひと。
太陽と月がくるくるとまわることが素晴らしかった。

 

今夜は気持ちがまとまらない。
だけど忘れそうになっていた部分がひさしぶりに熱を帯びた。

いつか来なくなる明日を積み重ねて、ぼくは生きていく。
 
 

2010.10.06 水曜日

オレンジの星

a orange star

時間が経つのは早いものでもう10月。夏がなかなか終わらないなあと思っていたら、ばーっと雨が続いて、いつの間にか遅刻気味の秋空がすまし顔で広がっている。今日の空を秋空と呼ぶにはまだ少し未完成のように感じるけれど。

秋と空のイメージ。
綿をほぐして薄く薄く伸ばして手遊びしていたら、冷たくて気持ちのいい風に吹かれて高い空へとさらわれてしまったような、そんな雲が浮いている。ベランダから空を見上げると飛行機が飛んでいて、綿雲と飛行機、どちらのほうが高いところを泳いでいるのかわからないけれど、飛行機は見失いそうなほど小さくかすんでいる。昼間の星のように太陽の光がちらちらと反射する機体を見つめていると、また風が吹いて甘い香りがする。それがキンモクセイだと気づいて、ああ秋が来たんだと少しうれしくなる。

2010.10.03 日曜日

10月・東京・青色

Ueno

西日暮里駅から上野公園まで散歩した。
噴水のそばでビールを飲んでぼんやり過ごした。
どんな生き方するんだろうって考えた。
雲がゆっくり流れていった。