Posts from 9月 2010

2010.09.29 水曜日

走り抜けてく風に吹かれて

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あの子が日本を飛びたった。
ずっと遠くのあの国で、しばらく暮らし、働くそうだ。

さよならずっとおげんきで。
さよならきっとしあわせに。

2010.09.26 日曜日

真夜中について

 
真夜中の空にむけて一本の棒が立っている。
その先端、とても高いところに小さな白い布切れが結ばれている。

ゆっくりとしたやわらかい風が吹き抜ける。
布切れは音もなくふわりふわりとはためく。
全体がふわり、端っこだけがふわり。

そこに出来る限りささやかな音楽をのせてやる。
するとそこには自分だけの夜がひらかれる。
風と音楽が流れ、見上げれば月と星が映る。

真夜中とは、そんな時間のことをいうらしい。

2010.09.23 木曜日

わかんないこととわかったこと

line

わかんねぇなあ、って感じることがある。
なんでそんなこと言うんだろう。
なんでそんなことするんだろう。
なんで、なんでって想像してみるんだけど、わかんない。

ある人が何かをする。
その行動の影響を受ける場所に自分がいるときに、
行動の理由とか目的が分からないとすごく不安になる。
彼は何を伝えたいのだろう、何を求めているのだろう。

行動することは外部への発信のかたちのひとつだから、
きっとその行動には少なからず意味があると思っている。
だけど、はっきりとした意味が読み取れない行動で、
結果として不快感を与えたり不安に陥れたりするだけになったりすると、
なんだかそれ自体が目的なんじゃないかと思わずにはいられない。
そんなときに、わかんねぇなあ。って暗くなるのだ。

他人のことをきちんと把握・理解することはむずかしい。
そのことをこれまで避けてきた人間にとってはなおさらだ。
だからこそ最近は、相手のことがなんとなくわかっていて、
自分のこともどうやら少しはわかってもらえているらしいと感じることが、
どれだけしあわせで楽しいことかということが、ようやくわかってきたりしている。

2010.09.20 月曜日

だれかへの歌

何度目になるだろう。
東京から大阪へ、大阪から東京へ。
約10時間かけて揺られてく。

夜行バスに乗る人は老若男女さまざまだ。
彼らが夜行バスに乗る理由もまたさまざまだ。
例えば、今となりに座っているおじいさん。
なぜ一人で夜行バスなんかに乗るのだろう。
なんだっていいんだけれど。

iPodからささやかなデュエットが流れる。
以前、YouTubeでたまたま知った曲で、
どこかの国の知らない女性が歌っていた。

ゆったりとしたきれいな音楽を聴きながら、
おやすみなさいとだれかにつぶやく。

2010.09.18 土曜日

Fro-Yo

frozen yogurt shop in osaka.

put some fruits and snacks on the yogurt.

“Yogurtland”

2010.09.17 金曜日

ぜんまいを巻けない

bed

キッチンで飲むビールはおいしいよね、という話をした。
そうそう、同じビールなのにどうしてあんなに違って感じられるのだろうか。

すこし肌寒い秋口の朝にベッドで飲むコーヒーもいい。
まだ覚醒しきらない意識にゆっくりと光がさしこんでくる。

ぼんやり夢見心地でいろんなことを考える。
乾かない洗濯物のこと。
読みかけの本のこと。
書きっぱなしのメモのこと。
夏が終わった夜のこと。

今日もまた始まった。
まだ始めたくない、なんて思いながら
冷たい空気で鈍った朝日の中にいる。