2011.01.27 木曜日
ぼくはどこまでいけるだろう。
あそこまではいけるような気がしている。
もっと向こうにいけるかもしれないし、
そこまではいけないのかもしれない。
結局まだ、ここに立ったままでいる。
12:41 am, 2011.01.27 木.
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2011.01.26 水曜日
1:00 am, 2011.01.26 水.
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2011.01.23 日曜日
ベッドのシーツを乾かすときだけ、
近所にあるコインランドリーを使っている。
ガコンガコンと乾燥機がはたらく音がして、
ボロボロの週刊少年ジャンプがあって、
ウトウトするような陽射しが入ってくる。
道路を挟んで向かい側には銭湯があって、
そこの店主がこのランドリーも運営してるらしい。
最近ときどきその銭湯に行くんだけど、銭湯いいよ銭湯。
お湯に揺られてまぶたを閉じて、すべてがゼロになる。
そのうち溶けてなくなっちゃうんじゃないかって
ゆらゆらと思ったりしている。
1:08 pm, 2011.01.23 日.
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2010.08.28 土曜日
このオンボロ部屋もあと一年。
よく揺れるし、傾いてるし、虫とのエンカウント率がやけに高い。
夏はとびきり暑くて、冬はかなしいほどに寒い。
快適な住環境には程遠い。
だけど、この部屋に差し込む光と吹き込む風はお気に入り。
11:36 am, 2010.08.28 土.
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2010.08.26 木曜日
夏の終わりが感じられる。朝の日差しに、夕空の色に、夜の風に、夜更けの風に。
アスファルトにころがるセミの亡き骸。そこには妙な軽さが感じられる。そのたたずまいに、たましいの行方とこの世に残された身体の処遇を想う。夏はどこへゆくのだろう。
今年はいくつかの花火を見た。どれもきれいで自然と胸躍らされた。だけど、夜空を吹き抜ける破裂音が最近どこかぽっかりとしてしまったこころに反響して、自分が空っぽになっていることに気づいた。打ち上げられた花火玉が薄く尾を引きながら天を目指す。ふと姿を隠す。そして高く、広く、艶やかに光を降らす。すこし遅れてこころを打つ。ぼくはそんな花火が好きなのだ。
昔、女の子と夏祭りにいった。まだ中学生だった二人はどうにも気まずくて、つかず離れず歩きながら屋台をめぐったり、人の少ない場所で話をしたり黙りこくったり。しばらくして河の上流で花火が始まった。みんなが集まる橋には近寄らず、すこし離れた駐車場で空を見上げていた。最後まで見ていたかったけれど、「帰り道で同級生に見られたらまずいよね」とか言って、盛り上がる花火を背にして電車に乗り込んだ。そしてぼくは車窓から見る花火の美しさを知ったのだった。
12:28 am, 2010.08.26 木.
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2010.04.24 土曜日
海に向かって歩いていく二人はどんな話をするだろう。
9:04 am, 2010.04.24 土.
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2010.04.23 金曜日
早朝の新宿。
自分の撮った写真を見るとき、
「何を考えてたかな」ってことを思い返す。
楽しい気持ちだったのか、沈んだ気持ちだったのか。
明日のことを考えていたのか、昨日に引っ張られていたのか。
ただただ無心でシャッターを切ったのか。
そういったことは案外おぼえている。
ファインダーに広がっていた景色とその瞬間を写しとった写真とが
あの日の心を浮かび上がらせる。
9:07 pm, 2010.04.23 金.
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2010.04.22 木曜日
10:10 pm, 2010.04.22 木.
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2010.04.19 月曜日
寒いとゆびが痛いから、ギターをなかなか握らない。
日差しが入ってあたたかくなれば、歌を歌いたくなるだろう。
そうすりゃギターをひょいと抱えて、3つ4つのコードを鳴らす。
だれも知らない音楽にのせて、でまかせな歌を歌いましょう。
9:55 pm, 2010.04.19 月.
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2010.04.04 日曜日
4月、最初の日曜日。くもり。ちょっとした話。
先日、ある人が一般企業への就職ではなく自分が信じた別の道へ進むことを決めた。彼女とは中学生の時にWeb上で知りあって、ちょっとした文通みたいなことを続けていて、去年はじめて実際に会った。そんな関係だから彼女のことを深く知っているわけじゃない。本が好きで、走ることが好きで、音楽が好きで、こどもが好き。自分の視点から世の中に毒を吐いて、でもそれは正論だったりする。真っすぐで強くて、ときどき弱い、一つ年下の女性。知っているのはそれくらいのものだけど、ぼくにとってはちょっと特別な位置にいて、いつも何か考えさせられる存在である。
今回の彼女の選択は、このご時世に無茶だのなんだのと他人から心配される以上に、彼女自身のなかで少なからぬ葛藤があっただろう。だけど、一歩踏み出せるきっかけが訪れた。そしてそのきっかけに反応して動き出す準備が、心の深いところではできていたのだろう。冒頭で彼女のことを深くは知らないといったけれど、彼女からの何通かの手紙やWeb上の文章、実際の会話を通してぼくの中に結像された彼女のスタイル・生き方から、そんなことを思った。
ぼくの周りにはこんな人たちもいる。上の彼女と同じように内定を得ていた企業を土壇場で辞退して、写真専門学校に入学・卒業して東京でフォトグラファーを目指す人。大学院に進むはずが一転して出版業に飛び込んだ人。好きでもないものをつくる有名メーカーと、大好きなもの、ただしかなり特異なものをつくるニッチなメーカーとの二択を前にして大いに悩み、やっぱり自分の好きなものをつくることを選んだ人。最後まで粘って粘って、それでも叶わなくて、結果としてたどりついた場所で最大限の仕事をしながら次のキャリアをしっかり見つめている人。ぼくの周りにはそんな人たちがいる。
そしてまた自分に問いかける。
10:16 pm, 2010.04.04 日.
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2010.04.02 金曜日
東京に来てから1年が経った。
生活環境が変わって、自分もすこしは変わった。
だけど同時に、自分の中で硬化した部分もあるような気がする。
それはなに?と訊かれてもすぐには答えられないけれど、
最近そんなことを思っている。
すべてのものごとはいつまで続くのかわからない。
「今日で人生が終わってもいいように」なんて言われることもある。
そんなの無理だよ。ぼくにはまだ明日が必要だ。
1:12 am, 2010.04.02 金.
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2010.03.30 火曜日
最近、いつも意識が分散している。
まあそれはいいと思う。
眠いのが問題だ。
朝まで起きていたい。
空の色が変わるのを見ていたい。
静けさと寒さと光とで、朝ができる瞬間を。
だけどもう、眠いのが問題だ。
10:28 pm, 2010.03.30 火.
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2010.03.26 金曜日
洗濯とアイロンと掃除
髪を切りにいく
フィルムを受け取る(4本)
図書館に本を返す
DVDを返す
何枚か写真を撮る
音楽を聴きながら歩く
日曜日のことを考える
来週のことを考えて、すぐやめる
来年のことを考える
いつかの自分を想像する
不安とか望みとかであたまがあふれる
少し考えるのをやめてどこかでコーヒーを飲む
借りてきた本を読む
文章を書きたくなる
iPhoneをいじる
眠気がくる
窓の外を眺める
遠くに桜を見つける
春を感じる
一年前を思い出す
誰かに会いたくなる
誰かとビールを飲みたくなる
9:47 pm, 2010.03.26 金.
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2010.03.19 金曜日
平日にたわんでしまった心を、おだやかな週末にじんわりとのばす。
ひさしぶりに月をみつけた、眠い眠い金曜日の夜。
10:42 pm, 2010.03.19 金.
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2010.03.17 水曜日
日常の風景がとても劇的であるように感じることがある。そんなとき、みんなが何気なく過ごしている時間の端っこで、ひとり(密かに)興奮している。視覚や聴覚が、自分の目や耳の位置からすこし浮かんだところではたらいているような、妙な感覚につつまれて、まるで歩きながら映画を観ているような感覚になるのだ。
そんな瞬間がたのしい。
そんな瞬間をのこしたい。
10:45 pm, 2010.03.17 水.
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2010.03.16 火曜日
写真は、その風景の前に自分が立っていたのだ、という事実を強烈に証明する。
9:58 pm, 2010.03.16 火.
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2010.03.14 日曜日
「写真撮っていいですか?」ときくと、
「いいよ」といいながらそわそわしはじめるおじさん。
カメラを見ないようにきょろきょろしているんだけど、
ついついこっちを見るのをじっと待ってました。
いいおじさんだ。
7:41 am, 2010.03.14 日.
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