Posts tagged “LeicaM6”

2015.05.25 月曜日

いつか思い出せなくなっても

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きちんと思い出せるかどうかは別にして、人の記憶というものは必ず脳のどこかに保管されているらしい。ぼくは昔の記憶を思い出すのが苦手だから、それが本当ならうれしい。思い出せない記憶はもはや体験しなかったのと同じではないか?なんて考えたこともあった。けれど脳のどこかの引き出しにその記憶は収められていて、またいつか何かのきっかけで見つけ出すことができるのであれば、それを楽しみに待っていようと思う。

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そんなぼくも、自分で撮った写真を見るとその時のことをはっきりと思い出すことができる。もう少し正確に言えば、シャッターを切りたいと思ってからシャッターを切るまでの数秒間のファインダー越しの景色と、その時の感情の動きがまざまざと蘇ってくる感じ。だいたいぼくが過去の思い出を振り返るときには、自分が撮った写真をきっかけとして、その写真を撮った瞬間を思い出し、次にその時の気持ちが思い出され、そして芋づる式にその日に何があったのかをようやく思い出している。これは便利だなぁと思っている。

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ところで、このような記憶を呼び覚ましてくれる写真を撮ったときに使ったカメラには共通してファインダーがついていた。iPhoneの写真も好きだし、GRで撮った写真も好きだったけれど彼らにはファインダーがなく、液晶画面を見ながらシャッターボタンを押して(あるいは液晶画面をタップして)撮影する。こうして撮った写真は、結果的に、ぼくの貧弱な記憶を掘り起こすのには役立ってはくれない。それはやはり写真を撮るその瞬間を自分の目で見ることができなかったからなのだと思う。そんなの感情論だ、気分の問題だ、屁理屈だ、と言われればそれまでだけれど。

先週の大学時代に知り合った友人の結婚式。素敵な式でした。おめでとう。

2014.12.31 水曜日

Goodbye, 2014.

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今年見た景色の中で一番きれいだった香港の夜景。来年も海外に足を運んで、見たことのない景色をたくさん見たい。

2014.08.02 土曜日

世田谷ゴジラ

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ギャオース

世田谷区成城にある東宝スタジオにゴジラの巨大壁画が完成した。ゴジラ生誕60周年とハリウッド版『GODZILLA』の公開に合わせたそう。成城学園前駅から砧公園に向かうバスの中から見たんだけど、縦横約11メートルという大きさは圧巻。しかしどうやって描いたんだろう。手描き?

あと2ヶ月ちょっとで現在のマンションの契約が二年経過する。というわけで契約更新なので、契約更新料(+更新手数料!)を支払わなければいけない。この部屋がとても手狭に感じてきたので、どうせなら広い部屋に引っ越ししたいなぁと思って、最近暇があればSUUMOしてる。いまと同じ下北沢に近いエリアで部屋の広さを求めると相場がグーッと上がってしまうので、思い切って都心から離れることも検討している。でも職場が渋谷だからなぁ。

2014.05.07 水曜日

歩き方

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今年のGWはずっと東京にいた。そしてずっと将来について考えていた。将来は何をしているか、どこにいるのか、誰といるのか。じっくりと考えることはできたけれど、それでも明確なイメージは生まれなかった。これだけの連休を費やしてもそんな状態。会社の同僚や友人たちは普段から平日や土日の時間を使って一生懸命考えてるのだろうか。

具体的な人生設計をしようとすると10年単位、5年単位、1年単位、1ヶ月単位とどんどん細かい計画に落としこむことになる。そもそも目標地点が定まっていないとどうしようもない話ではある。毎日少しづつ、まじめに考えよう。人生をどうやって歩いていくのかは、自分で決められることなのだ。

2014.05.05 月曜日

コーヒーについて

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コーヒーについて深いこだわりがあるわけではないけれど、家でコーヒーを飲むときは豆をミルで挽いて作っている。そんなに手間じゃないわりにはインスタントコーヒーより美味しいから。ペーパードリップよりもかんたんなフレンチプレスで作ることのほうが多い。オイル成分がそのまま抽出されるのでコクがあって(重めの味がして)、個人的には朝に飲むにはちょうどいい。あっさり飲みたいときはペーパーを使う。

コーヒー豆についてはよくわからないので、いつもカルディで適当に購入している。毎回200g買って、密閉できるビンに入れて冷凍保存。この前買ったカフェジーニョ(Cafezinho)という商品名のブラジル豆がおいしかった。街のコーヒー屋さんとかで焙煎している豆もいろいろ試してみたいけど、なんであんなに高いのか。

サンタクララのホテルの朝食で飲んでた味も香りも薄いコーヒー、あれもわりと好きだった。

2013.08.01 木曜日

7月に浮かんだ遠い街

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7月はたくさん夢をみた。
どんな夢かは憶えていない。

今年はすこしだけ早く梅雨が終わった。
たぶん、その分だけ早く夏が訪れたのだと思う。
そんな夏だから、同じだけ早く夏が早く終わってしまわないかすこし不安に感じている。

海にはもう、たくさんのヨットが浮かんでいた。
遠い沖に点在するその帆は地平線の彼方に見える街のように見えた。
人々のはしゃぐ声や、犬の吠え声、波の音、風の音。
たくさんの音が聞こえていたはずなのに、浜辺はとても静かだった。

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最近、夢だろうが現実だろうが、どちらでもいいような毎日を過ごしている気がする。
たとえば今日の出来事がすべて夢だったとしても、それを嘆きはしないだろう。
実感、というものが欲しいのだと思う。それが何なのかどうにも分からないけれど。

2013.05.12 日曜日

Taipei Trip with Newton’s rings

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I suddenly decided that I would like to go to Taipei.

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I woke up early in order to ride the first train and went to Haneda AP.

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There are a few people at the boarding gate.

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The colors of the sunrise.

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窓の外は別世界で、しかしたしかにそこにある。

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改札の、あるいは境界の、こちら側とむこう側。

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台湾のアパートは重厚感があり、緑があり、光があった。

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日本とは似て非なる街並みに、生々しい非現実さを感じた。

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食事はオーケー、だいたいなんでも食べられる。

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滞在したホテル。可もなく不可もなく。

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人々の生活。食べ、賭け、祈り、歩く。

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ホテルの窓から外を眺めるのが好きだ。この街に住んでいる気分。

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台北の街が好きになった。

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また来よう。また行こう。

2013.04.09 火曜日

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milk

なんかすこし疲れてる。
気分の振れ幅が大きい。
なんでいまさら気付くんだろうと不思議に思うのだけれど、
どうやらぼくは悩んでいるらしい。
滑らかで、不透明な、乳白色の毎日。

2013.03.29 金曜日

春の川

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さくらが咲く季節、人は何を想うのか。

2013.03.19 火曜日

思い出す表情

Nikon D40

写真に写った友だちを見て「こいつ、こんな表情するんだ」なんて思うことがある。ポーズをとってもらうような写真を撮るわけじゃないので、ファインダーの向こうで被写体の表情は刻々と変わっている。えい、と撮った写真に、一番いい表情が残っているとうれしい。
むかしずっと一緒にいた人で、今はもう一緒にはいない人を思い出すとき、ぼくがその人のことを撮った写真を思い出してしまう。だからぼくの中でその人は、あの日ファインダー越しで見つめてシャッターを切ったその瞬間の表情でとどまり続けている。それがいいことなのかは分からない。今夜は写真を見返しながら、風呂上りの髪の匂いを思い出していた。

2013.03.18 月曜日

ことばの代わりになるもの

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好きなものは好きだと言おう。そう思って生きてきた。そうすることが少なくとも前に進むことだと考えていたから。だけど、どうしても好きだと伝えられないときもあるのだと、この歳になって知った。好きだと伝えられない代わりにどうすればいいのか分からなくて、黙って笑ってうなずいたりしているうちに、またもっと好きになってしまう。

2013.03.17 日曜日

あたたかい日、砂浜の眠りとヨット、それからトビ

湘南
Sleeping
とび

金曜日、会社を休んで湘南に行ってきた。ライカにSolarisを詰めてNokton 40mmで春まじりの海を写してきた。陽射しはあたたかく、風は少し冷たかった。砂浜はじんわりと熱を帯びていて、シート越しにそれを感じながら昼寝をした。波の音を聞きながら眠るのは妙に落ち着いた。うとうとしている状態と眠っている状態のちょうど境界線で揺れているような感覚だった。沖のほうにヨットがたくさん浮かんでいて、一列に並んでは崩れてを繰り返していた。トビは空のとても高いところをくるくると飛んでいて、ときどき短く鳴いた。