Posts from 3月 2013

2013.03.29 金曜日

春の川

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さくらが咲く季節、人は何を想うのか。

2013.03.24 日曜日

Sakura, sakura.

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今年もさくらが咲いた。昨年の10月まで暮らしていた街に戻り、お気に入りの川沿いでお花見。あいかわらずののんびりとした雰囲気が、この街で生活していた感覚を思い出させてくれた。 こじんまりとした幾つかの集団が川沿いに腰をおろして、土曜日の昼下がりと春のおとずれを満喫していた。少しむさくるしい感じのおじさんたちが鳴らしていたギターが小気味よく空に溶けていった。

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何を考えていただろう。写真を撮りながら。たいしたことではなかったと思う。だけど生きているうち、本気で思い悩んで何かを決めるシーンってほとんど限られていて、多くの時間は何気ないことを考えて過ごしていて、でもそれが人生や自分自身をつくっているんだと思う。きっとぼくの写真もそんな感じで、何かを残そうとか表現しようとか、シャッターをきる瞬間はそういうことは考えていないはずだ。だけどその風景は写真に残っていて、ぼくはぼくの感覚を表現している。

2013.03.20 水曜日

水曜日のシンコペーション

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水曜日の休みは素晴らしい。通常の5日勤務2日休みの場合、「月火水木金土日」は「トントントントントンタンタン」というリズムであり、「トン」の5連拍によって非常に間延びした雰囲気になる。それゆえどうしても平日最後の「トントン」はもたついた感じになる。これが今週のように水曜日に休日が入ることで、雰囲気がガラっと変わる。「月火水木金土日」のリズムが「トントンタートントンタンタン」に変化することで、一転してリズミカルに過ごすことができる。ここでの水曜日は単純な1拍の「タン」ではなく、週末の「タンタン」に繋がる余韻を残すことで間に挟まれた「トントン」をスムーズに展開させてくれる。だからぼくは水曜日の休みが好きだ。トントンタートントンタンタン。

2013.03.19 火曜日

思い出す表情

Nikon D40

写真に写った友だちを見て「こいつ、こんな表情するんだ」なんて思うことがある。ポーズをとってもらうような写真を撮るわけじゃないので、ファインダーの向こうで被写体の表情は刻々と変わっている。えい、と撮った写真に、一番いい表情が残っているとうれしい。
むかしずっと一緒にいた人で、今はもう一緒にはいない人を思い出すとき、ぼくがその人のことを撮った写真を思い出してしまう。だからぼくの中でその人は、あの日ファインダー越しで見つめてシャッターを切ったその瞬間の表情でとどまり続けている。それがいいことなのかは分からない。今夜は写真を見返しながら、風呂上りの髪の匂いを思い出していた。

2013.03.18 月曜日

ことばの代わりになるもの

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好きなものは好きだと言おう。そう思って生きてきた。そうすることが少なくとも前に進むことだと考えていたから。だけど、どうしても好きだと伝えられないときもあるのだと、この歳になって知った。好きだと伝えられない代わりにどうすればいいのか分からなくて、黙って笑ってうなずいたりしているうちに、またもっと好きになってしまう。

2013.03.17 日曜日

あたたかい日、砂浜の眠りとヨット、それからトビ

湘南
Sleeping
とび

金曜日、会社を休んで湘南に行ってきた。ライカにSolarisを詰めてNokton 40mmで春まじりの海を写してきた。陽射しはあたたかく、風は少し冷たかった。砂浜はじんわりと熱を帯びていて、シート越しにそれを感じながら昼寝をした。波の音を聞きながら眠るのは妙に落ち着いた。うとうとしている状態と眠っている状態のちょうど境界線で揺れているような感覚だった。沖のほうにヨットがたくさん浮かんでいて、一列に並んでは崩れてを繰り返していた。トビは空のとても高いところをくるくると飛んでいて、ときどき短く鳴いた。

2013.03.10 日曜日

新しいカメラ

LEICA M6

新しいカメラを買いました。はじめてのライカ。
昨日の晩まではデジタル一眼のフルサイズ機、Nikon D600を買うつもりだったけど、今日になって朝から好きな写真集とこれまで撮ってきた自分の写真を見返していると、自分が好きなのはやっぱりフィルムで撮った写真なんだとあらためて感じた。それでデジタルを買い換えるのはやめようと思った。6年くらい使ってきたD40が好きだからそれでいいや。フィルム市場がしぼんでいく中でフィルム写真に投資をするのはそれなりに勇気が必要だったけれど、ぼくはこれでまた人生を写し取っていく。
あ、あとレンズ欲しい。

2013.03.10 日曜日

2杯目の紅茶

Tea

最近、コーヒーをあまり飲まなくなった代わりに、紅茶を飲んでいる。毎朝、ガラスのポットに2杯分の紅茶をつくり、ガラスのコップでそれを飲む。舌に残る渋味と鼻を通る色っぽい風味が、寝起きのぼくに朝を意識させる。この先どんな朝を思い出しても、そこには紅茶の味と薫り、そしてガラスに透けた淡い茶色が漂っているのかもしれない。

2013.03.03 日曜日

This is just what I wanted.

2013 Phases of The Moon Calendar #12013 Phases of The Moon Calendar #22013 Phases of The Moon Calendar #32013 Phases of The Moon Calendar #42013 Phases of The Moon Calendar #52013 Phases of The Moon Calendar #62013 Phases of The Moon Calendar #72013 Phases of The Moon Calendar #8

こういうのが前から欲しくて、最近行ったお店にこれが貼ってあるのを発見して、すぐにインターネットで調べて注文した。
その名も(そのまま)”Phases of the moon 2013 calender”。MoMA(The Museum of Modern Art: NY現代美術館)のミュージアムショップのために作られたとか。デザイナーはIrwin Gluskerという人。うれしいなぁこれ。