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2010.03.12 金曜日
PORTRA and Solaris
さーて写真撮るか。ってなわけでフィルムを買ってきた。どちらもはじめて使う銘柄。
Kodak社のPORTRAにはNCとVCの二種類があって、それぞれ”Natural Color”と”Vivid Color”を意味している。普段から数十件の写真ブログを読んでいて気づくのは、このシリーズはともかく人気があって愛用者が多いこと。製品ラインとしては「Kodak Professional」となっていて、たしかにプロの写真家が愛用しているという話をよく耳にする。もちろんPORTRAで撮るからといってプロのようにとれるわけではない。
もうひとつはferrania社のSolarisというフィルム。トイカメラ系雑誌(ってニュアンス伝わるかな)でよく登場する印象があるフィルムで、ヴィレッジヴァンガードなんかの雑貨店のカメラコーナーにごっそり置いてある。
ferraniaの公式サイトによるとこのフィルムの特徴は「ヨーロッパ調の独特な発色のフィルム。レトロな風合い」ということらしい。よくわからない。後半はなんとなくイメージできるけど、前半はなんのことやらわからない。ヨーロッパに行ったことがある人には目に映るようにイメージできるのだろうか。ちなみにFlickrにはSolarisで撮った写真のグループもあるみたい。
今週は毎晩のように夜更かしをして写真をみていた。夢中になってた。
そうすると、やっぱり撮りたくなるもんだ。
2010.02.27 土曜日
雨に流され
昨日の朝、信号待ちの横断歩道。湿気のある暖かい風がなめらかに吹き抜けていった。それと同時にぬるい水滴がぱらぱらと落ちてきた。今日の朝、ガラス越しに響く雨の音で起きた。窓を開けると雨でいっぱいだった。2010年、2月の終わりは雨らしい。
平日の朝は少しでもベッドにとどまろうと悪あがきをするというのに、休みの日はいつも早起きしてしまう。そして何をするでもなく、コーヒーを飲んだり本を読んだりと大学生のころのような時間を過ごしている。そんな時間はとても落ち着く。
しかし学生時代と違い、休日にしかできないことをこなさなければならない。毎週土曜日の朝は掃除・洗濯・アイロン・冷蔵庫の整理などなど雑務に追われる。もはや面倒などとは思わない。これを済ませると楽しい休日が待っているんだから。
今日は何をしようかなぁとぼんやりしていたら、朝10時から髪を切ることを思い出した。昨日の会社帰り、なんとなく気分が沈んでいて、髪でも切るかーと思いつきで予約したのだった。どれくらい切るかも決めていない。決まっていることなんて何もないんだった。
2010.02.25 木曜日
×0
今週からずいぶんあたたかくなった。会社に行くときに分厚いコートは着なくなったし、家では暖房を入れることが少なくなった。この様子だと、もうしばらくは雪を見ることもないだろう。(そうであってほしい。寒い。)
最近何度も思うことで、何度も口にしたし、何度かここにも書いた気がするのだけれど、ここのところ一週間の過ぎ去りっぷりがあまりに早い。今週の感覚だと、水曜日の朝に「あ、もう折り返しだ。」と気づいて、ふと今、木曜日の夜に「わ、明日でおしまいだ。」とか思ってる。おまけに2月も終わってしまうらしい。あ、今日は給料日だ。
一般的に時間が早く感じられるときは充実している時期だといわれていて、それを鵜呑みにするなら今の僕はとても充実しているはずで、とても喜ばしいことである。だけど、本当のところは充実しているのかどうかよく分からない。仕事が忙しいのは確かだけれど、それは明らかに自分の力量不足からくる忙しさだということは知っている。それに今の自分の仕事がどれだけの利益につながるのかを考えるとちょっと暗くなる。まだまだ貢献なんてできてない。時間をかけて小さな作業をせっせとこなして一日を終えているのだ。
仕事は毎日するものだ。毎日、自分を改良する機会がある。そう考えると気が軽くなる。今日できなかったことは明日やればいいやって思えばいい。そのかわり明日やらなきゃいけないことは明日やる。これが大事。
「昨日までのマイナス・プラスはリセットすること。いつでも今日この時点がゼロで、ここからどうするのかを考えるべし。」
そんなことを言われて、うんうんと納得した。
2010.02.22 月曜日
吸い込んで、少し冷えて
予定のない日曜日。自転車のタイヤに空気を送り、散策にでかけた。
近所のレンタルビデオ店にDVDを3枚返し、2枚借りた。
少し離れたところにある図書館で利用者カードをつくった。
2つ先の駅前にあるレストランでチーズバーガーを食べた。
食後のコーヒーを飲みながら借りてきた本を読んだ。
この街に移ってきてちょうど半年。
静かで優しい雰囲気で住みやすい。
特に目立つものはないけれど、足りないものもない。
社会人1年目でお金もないくせに社員寮を抜け出した。
同僚と比べると確かに生活は厳しいかもしれないが、後悔はない。
ひとりになりたいときに、ひとりになれる場所がある幸せは代えがたい。
ひとりでいられないときは誰かを頼ることも、最近ようやく覚えた。
この街にいられる時間は限られている。
もうすぐ春がくる。