2012.06.01 金曜日

6月

style

別に何をしていたわけじゃない。毎日仕事をして、週末は体を動かして、ただほんとうにそれだけで、何週間も過ぎていった。写真を撮らなくなったわけではなく、むしろこの一ヶ月はたくさんシャッターを押してきたように思う。これまでとちがうのは、レンズを向ける対象が、あいまいでぼんやりとした風景から、ともに時間を過ごす友人たちになっていることだろう。そういった写真をこれまでは撮ることがほとんどなかったから、その楽しさをようやく知ることができてうれしいきもちがある一方で、いままでに撮ってきたような写真とは距離ができてしまいそうなそんな気がして、すこし不安だったりもする。大味な料理ばかりを食べて暮らしていると、素朴な食材の微妙な風味に対しての感覚が鈍くなるように、自分だけが見えていた世界のようなものの見方が損なわれてしまわないように、ときどきひとりになることも必要なのだろうか。

今日から6月、関東も梅雨に入ろうとしている。道端のあじさいの葉が大きくなってきた。湿気をふくんだ風が耳元を通りすぎるようになった。今年の梅雨は長くなるかもしれない、と天気予報で聞いた。梅雨が長くなると、夏が短くなるのだろうか。それとも秋の訪れが遅くなるのだろうか。いずれにせよ四季は廻り、それに合わせて服装を変え、日々の気候に短い感想を添え、どこかでまたひとつ歳をとり、黙々と歩いていくのだ。

6 comments.

  1. I could read a book about this without finding such real-world apecsarhpo!

  2. BION I’m impressed! Cool post!

  3. Such an impressive answer! You’ve beaten us all with that!

  4. Suinrrsipg to think of something like that

  5. oui, comme quand federer enchaine près de 90 matches en 2006 sans une goutte de sueur ou joue des matches en 5 sets en 2008 avec une mononucléose (!) armstrong se dit jaloux et réclame le même médecin

  6. That’s really thinking out of the box. Thanks!

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