圧倒的な自然に踏み入れ、その融けるような静けさの中を平然と流れるリフトに運ばれながら、自分の存在を意識することが難しくなった。
たとえば背景の色と重なってどこまでが写真なのかが分からなくなるように、このからだのどこまでが自分であるのか分からなくなっていた。極端になめらかなグラデーションに覆われて、ぼくは消えていった。
12:00 am, 2012.03.13 火. Tags: GRD2. 0
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