2011.11.02 水曜日

思い出すために生きている

bw #1

bw #2bw #3bw #4bw #5bw #6bw #7bw #10bw #9bw #8

いそがしいと、忘れてしまう。

街に朝が訪れるよろこびとか、
布団に残るしわのうつくしさとか、
逆さまになって眺めるパキラの姿とか、
自分は昔はこどもだったこととか、
ひび割れ模様のおもしろさとか、
塀よりも高く伸びた植物の行方とか、
だれもいない道路の清々しさとか、
群生する緑をなぞる風の音とか、
道端に落ちていた果実の名前とか、
木はぼくたちよりもずっと大きいこととか。

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