Posts from 7月 2011

2011.07.27 水曜日

こんな夜に海を想えば

湘南

ことばが見つからない。
 

2011.07.24 日曜日

世界の密度とめがねの話

滲みメガネメガネ

ものごとを曖昧に見るか、しっかりと見るか。
あるいはぼんやりとしか見えないか、はっきり見えるか。
 

恵比寿ガーデンプレイス

昨日、高いところから東京の街を眺めた。
ぼくはめがねはかけていなかった。
遠くにレインボーブリッジが見えた。

めがねをかけると、
レインボーブリッジに出入りする車が見えた。
顕微鏡のなかの微生物のようだった。
世界の密度を感じた瞬間だった。
 
 

2011.07.19 火曜日

確かで、不確かな瞬間

皆、背を向けて

撮影データの残らないフィルム写真では、
じぶんで撮影日を覚えておかなかった場合、
こんなふうになんの手がかりもない風景は
確かにあった不確かな瞬間となってしまう。
ぼくはそれでもいいと思っている。

2011.07.11 月曜日

それは鳥の卵のように

ILFORD HP5窓とベッドとフィルムとPORTRA 160NC

現像する前の35mmフィルムがすき。
ちいさくて硬いパトローネの中に、
こわれやすい過去が包まれている。
 

2011.07.10 日曜日

線とか色とか光とか

2011 June

なんで写真を撮っているのだろう。
なにを残そうとしているのだろう。
 

お気に入りのバスタオル

無限に流れる時間のなかの
自分の人生という区切りのなかにある
気が遠くなるほど微細な一点の瞬間を残すとき
乾いたシャッター音がまたひとつ響く。
 

2011.07.03 日曜日

質感をつたえる

にゅーちゃわん

質感というものは説明がむずかしい。

こういう白に、こういうしわが描かれて、
こういう形のものが、こういう柄で包まれて、
こういう光のなかで、こういう影を落とす。

とても静かなこういう写真が撮れたら、
それがひとつの整ったかたちなんだと思う。
自分の見ている世界の質感を表したかたち。