Posts from 3月 2011

2011.03.21 月曜日

透明を重ねたような

rainy

水のにおいがした。もうほとんど意識があいまいで、からだがすべて夢の中に入ってしまおうとしているそんなとき、ベッドの上で水のにおいを感じた。水のにおいは眠気のすきまからぼくの記憶に働きかける。常温水の味がする。軟水だ。やわらかく喉を通りすぎていく。ひとときのうるおいが気持ちを落ち着かせ、やすらかな眠りがまた一歩近づくのを感じた。

水の味。それを説明しようとしても、水の味としか言いようがないことについて、ぼくは幼い頃ひどく悩んでいた。あまい、からい、にがい、すっぱい。そのどれにも当てはまらないけれど、味がしないというわけでもなくて、水の味がする。それ以上の表現を見つけることができなくてずっともやもやと悩んでいたのを覚えている。そして現在でも、ぼくはその味をうまく言語化することができずにいる。何も成長してないみたいだ。

大阪で降った雨を追いかけて東京に戻ってきた。小雨の街はいつもより明かりが少なく、最寄り駅ではまたエスカレーターが止められていた。濡れたアスファルトに跳ねる光は滲んでいた。月はどこにも見えなかった。

2011.03.18 金曜日

すこし気をゆるめ

a headphone

これから夜行バスで大阪に向かいます。
一部で行われているらしい「東からの脱出」ではなく、
予定通り三連休を関西で過ごすため、いってきます。

2011.03.14 月曜日

japanese

Kita city, Tokyo

この数日で、あなたがひとりでいるときに、
静かに、こころから想ったこと、感じたこと。
それはとても大切なことだと思います。

“東日本を襲った大震災も日本史の節目になろう。
できることなら日本が良くなる方向への転機にしたい。
それは今生きている日本人の意志にかかっている。”
    ― 2011年3月14日(月)付 日本経済新聞

ぼくらには、明日がやってきます。

2011.03.13 日曜日

慎重なコントロールを

荒川(北区側)

こんな状況では、
あらゆる場所にいる、すべての人が、
すべきことをして、考えるべきことを考え、
願うべきことを願うことしかできないのでしょう。

自戒も込めて書き記します。

Webの普及と発達で、一人ひとりの情報発信力は飛躍的に高まりました。
しかし、そのポストが、RTが、どれだけの効果・影響をもつのか。
伝えるべき人に伝わるのか、単なるノイズになりはしないか。
そういうことに配慮しなければいけないと思います。

被災現地から距離のある、比較的安全なエリアにいる我々は、
その各々が、メールアドレスで、電話番号で繋いでいけば、
必要な人に、必要な情報が行き届くのではないでしょうか。

出来るかぎり、ノイズを減らしましょう。
伝えるべきことを、伝えるべき人に、きちんと伝えましょう。
自らの行動を慎重にコントロールしましょう。

2011.03.07 月曜日

Tokyo

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2011.03.06 日曜日

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堅そうな木から、瑞々しい葉が出て、
ついに柔らかくてうつくしい花が咲く。
そんなすがたに惹かれないはずがない。

2011.03.05 土曜日

『トスカーナの贋作』

先週末に観た映画。『トスカーナの贋作

2011.03.02 水曜日

そんな時間を過ごしたい

steps

自由に、まとまりなく、とぎれとぎれに、
真剣に、あるいは冗談を織りまぜて、
ゆっくりと思う存分時間をかけて、
何かについて話をしよう。