飛行機が離陸した瞬間、いつも「ああもう後戻りできない」という意味不明な軽い絶望を感じている。家を出てから電車に乗って空港に着き、チェックインしてもなお、「今ならまだ放棄して家に帰ることができる」などと、頭のどこかで思っている。帰らなければいけない理由もなければ、帰るつもりもまったくないにもかかわらずだ。なぜこんなことを思うのだろうか。ひとたび飛んでしまえば国内線の距離なら着陸寸前まで起きないし、今回の台湾旅行でもほとんどずっと寝ていたので、飛行機に乗ることそのものは苦手ではないらしい。
11:44 pm, 2015.08.23 日.
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