2010年3月4日にメモ書きしたらしい文章が見つかった。
普段じぶんが何を考えているのかを記録したかったのだと思う。
(あんまり動機をよく覚えていないし、書きっぱなしで忘れてた。)
内容としては別におもしろいことは何もないですが、
こんなこと考えて過ごしている人間です、と発信してみます。
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なくしたもの、みつけたもの。
持っていなかったものを手に入れる喜びとはまた違う、
なくしたものを再び取り戻すことへの感動について。
小麦粉の達人。
お米が好きだ。お米料理が好きだ。
そんな日本人として基本的な性質をもっているぼくだけど、小麦粉料理に憧れる。
こねたりねったりが苦手だから、小麦粉料理がうまいひとと暮らしたい。
はじめての駅にて。
有名な駅の間を埋めているささやかな駅たち。
飛び抜けて面白いものはないけれど、
駅前の個人店などの佇まいはどこか魅力的。
知らない駅で下車をしてふらふらめぐって歩きたい。
傘のシワ。
傘をうまくしまえる人は案外少ない。
何も気にせず無造作にしまう人、
綺麗にしまおうとするが叶わない人、
妙に丁寧にしまう人。
開かなければそれでいいはずの傘への想いがシワとなって健在化する。
メガネケースを開く音あるいは閉じる音。
硬い素材をフェルトのような生地で覆ったものでつくられたメガネケースをよくみる。
ふたつほど蝶番がつけられていてパカパカ開く。
メガネはデリケートなものなので、ケースの開け閉めは意外と固くされている。
その開け閉めのときに聞こえるパクヮンという音が耳に心地いい。
カバンの女性持ち。
女性には手提げカバンを腕に掛けて持つ人がいる。
スーパーの袋でも、重かろうとなんだろうと腕に掛けて持つ。
そんな持ち方すると腕の血流が悪くなるんじゃないかと
見ていてそわそわするのだけれど、試しにやってみると案外持ちやすい。
しかし男には絶望的に似合わない。
そこに女性らしさの本質があるのではないかという考察。
見えない動力。
あらゆるものが自動化されている。
エスカレータ、自動ドア、自動改札など。
それらの動きにはモーターなどの動力が必ず存在するが、
それらを目にすることはまずない。
だから人は想像する。
ウニウニ回るベルトコンベアとか、重厚な歯車の集合体とか。
もしかすると、知らない生命体が頑張っているのかもしれない。
3重の膜。
仕事がえり、電車で立って窓の外を見ている。
そのとき実は3つの層を見ていることに気づく。
まず、ガラス。次に景色。そしてガラスにうつる車内
機械がきばをむくとき。
自動券売機がえらい勢いでピタパを吐き出して飛んでった。
洗剤コーナー。
密封されているはずの洗剤。
だけどスーパーの洗剤コーナーを通ると必ず洗剤の香りがする。
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何考えて生きてんだろうな。