2010.11.20 土曜日

変な男のめでたい話

シャンデリア

今日は大学時代の友人の結婚式らしい。
今年の夏、8月頃にメールで連絡をもらい、
同時に“1.5次会”とかいう聞きなれない催しに招待された。
そして僕はその誘いを辞退した。

彼と話をするようになったのはいつからだったのだろう。
大教室の授業以外では同じにクラスになったことはないと思う。
一緒にあそびに行ったこともないし、メールのやりとりも数える程度。
授業の合間とかに共通の友人といっしょに二言三言交わすだけの関係だった。

その後、ゆるやかに友好関係を継続し、
ふたりだけの会話も成り立つようになった。(僕にとっては稀なことだ。)
僕が写真を撮っていることについて興味があったらしく、
同じカメラを買おうと思っているとか、そんなことを言っていたと思う。
おしゃれだけどおっさんぽくて、体が大きくて静かで、変な奴。

そんなよく分からない男と最後に会ったのは大学の卒業式の日。
卒業式後に学部のパーティーがあったのだけど、当然のようにそれには
参加しないことを決意していた僕はさっさと帰るつもりだった。
だけど気がついたらその変な男ともう一人の友人とでミナミで呑んだくれていた。
小さな店のカウンターでぐだぐだと、卒業の感傷に浸るでもなく、
働きだしたらどうなっちゃうんだろうなぁ、なんて不安がったりして。
その後、サンマルクカフェでコーヒーを飲んで、さようなら。
それ以来会っていない。

おめでたい気持ちでいっぱいだ。
顔を出しておめでとう、って言いたい気持ちもあった。
だけど結局、下北沢駅のホームで遅れている電車を待ちながら、
3行ほどのメールを送るだけになってしまった。

結婚おめでとう。また会いましょう。

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