途中で眠くなって読むのをやめちゃった本。おもしろいんだけど眠くなる本。そんな本が何冊か本棚に鎮座している。ひまな時間にぱらぱらと開いて、そうそうこのへんであきらめたんだ、と思い出してまた閉じる。そんなことを繰りかえしていたら、この『さびしい王様』がどこかにいってしまった。部屋中探しても見つからない。すねてしまったのだろうか。
北杜夫の本はけっこう好きで、中学生のときにはじめて読んだのが『船乗りクプクプの冒険』だった。これで夏休みの宿題の読書感想文を書いたんだけど、読書感想文を書いていて一番楽しかった作品だと思う。北杜夫ってなんだか適当な感じの文章なんだけど、ユニークでウキウキさせられる。古本屋の100円コーナーで見かけた気がするし、ひさしぶりに読んでみようかな。
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