2008.06.29 日曜日

ABEND



自分がつくってきた空間を見て、ふと、
生きていること、死んでゆくことを考えることがある
本や映画なんかより悲しみを感じる瞬間である


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仕事柄(アルバイトだけど)、死について考えさせられる機会が多い。
僕の場合、仕事に慣れたからといって決してその方面への感覚が鈍ることはなく
いつも新鮮にそして深刻に、その空間の意味を探りながら居合わせている。
また、そのような「いかにも」といったような場所ではなく、
もっと日常的な場所、平和に存在し続けているはずの生活空間の中で
ふいに”死への恐怖”に取り囲まれてしまうことがある。
自分が今日いなくなるとしよう。
それでも明日もこの部屋は在るのだろう。
時間のレールを走る世界という列車。
今日僕がその列車から放り出されてしまっても列車は走り続ける。
明日も、明後日も。
そこに悲しみと恐怖がある。

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