どうせ近寄ると逃げてしまうから
僕はここにいる
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今日、毛布を片付けた。
随分暖かくなって、それほど愛おしく感じなくなってきたから。
ほんの数週間前までは寝るときも起きたときも、
二度と離さないとばかりに握りしめて抱きしめていたくせに。
ここ数日はといえば、寝るときは足元に押しのけていて
起きたときにはクシャっとなって床に落ちている有様だった。
また年末に会おう。
そう思いながら圧縮袋に仕舞いこんだ。
明日はまた、寒いらしい。