2007.09.17 月曜日
ウヌボレ
小学生の頃にアサガオを育てた
学校で貰ったプラスチック製の植木鉢に
学校で貰ったプラスチック製の棒を差して
学校で貰ったアサガオの種を植えた
玄関先にポツンと置かれて
自然が与える水と光を受けたアサガオは
気が付くと花を開かせていた
僕はアサガオを育てた
小学生の頃にアサガオを育てた
学校で貰ったプラスチック製の植木鉢に
学校で貰ったプラスチック製の棒を差して
学校で貰ったアサガオの種を植えた
玄関先にポツンと置かれて
自然が与える水と光を受けたアサガオは
気が付くと花を開かせていた
僕はアサガオを育てた
笑顔を作ることができない
記念写真はいつも嘘だった
そのくせ他人の笑顔が好きだから
他人の笑顔を写したくなる
笑顔を作れない奴に
誰かの笑顔を写す資格は無いと言うのなら
僕は努力をするだろう
道端の人形にすら笑いかけるだろう
キリンさんが好きです
でも
ペンギンさんの方がもっと好きです
そう言われたキリンは
自分で努力することもなく
一番好かれる動物になれる日を
首を長くして待つのでした
自然の中に人為を加える
コーヒーの中にミルクを加える
加え過ぎると
自然は自然でなくなり
コーヒーはコーヒーでなくなる
つまりはスプーンに一匙
それぐらいにしておこう
ちなみに
僕のスプーンは汚れない
8月の芝生の上で
8月の太陽に照らされながら
8月の風にさらされ
8月の空気感に包まれて
8月が終わってゆく
広がる空とは対照的に
夏は行き場を失い
また季節が動く
後姿が好きでして
というか後ろに立たれるのが好きじゃなくて
人の後姿を見る機会が多いのです
夏空に咲き誇るヒマワリの後姿は
揃いも揃って同じ方向を向いていているけれど
個性が無いとかそんなんじゃなくて
個々が求めるべきものを求めた結果として
あの方向に収束したはず
向かうべき道はどっちか
後姿を追いかけてばかりじゃ駄目でしょうか
かつて誰もがそうしてきたように
新しい世界に踏み出す時
狭い暗がりから
果てしなく広い世界への境界をまたぐ
その先はどうなってるのか
広がりは空気を希薄にする
広がりは声を響かせない
広がりはその中で人を不安にさせる
産まれてきた瞬間
このなんともややこしい世界に
そんな世界の広がりに
そりゃあビックリして泣くでしょう
カメラのシャッター
店のシャッター
開けて閉じる
露光開始=開店
露光停止=閉店
写真=営業成績
シャッターの小さなのぞき穴
ピンホールカメラみたいに
じっくりじわじわ露光して
どんな像を結ぶのか
2年前に買ったスウェットパンツ
生地はクタクタで色も褪せたかな
でもそれなりにお気に入りだから
裾を切ってチョチョイとまつり縫い
すっきり七分丈になった
待ち針で仮止めしたんだけど
「待ち」針だって初めて気付いて
待つって面倒だけど大切だと思った
技術家庭科の成績は「4」が多かった
実技の採点はいつも満点だったのに
どうやらいわゆる授業態度に難有りらしい
だって家庭科の授業をキチンと聞いていれば
「待ち」針だなんて当たり前のように知ってたはずだよね
20歳になって初めて気付く―待ち針の哲学
待ちましょう
それでうまくいくのなら
デジカメばかりヒイキしてたら
PENTAX KXが拗ねたらしい
露出計の針が振れないでやんの
このままでも良いんだけど
やっぱり良くないから
詳しいオッサンに訊きに行こう
親から譲ってもらったこのカメラ
「いい物は長持ちする物」
同感同感
写真を撮っていて、文字を添えたい時があります。
mixiでは日記と共に写真を載せているけれど、やはり日記は日記がメイン。
fotologueもやってますが、そこはもちろん写真がメイン。
だからここでは欲張って「折衷」してみました。
よろしくお願いします。