花火のような人生、とよくいう
パッと華やかに一瞬を彩り、消えてしまう
「太く短く」だそうだ
意味のある花火なら
どれだけ多くの時間を背にした後だとしても
そのときの感動をそのままに、あるいは増幅された感動が
目の前に広がるものだと思う
「眩く永く」思い出される存在の誇らしさよ
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赤か青か。
牛乳石鹸の話だ。
散々迷った挙句、いつも通りの赤を選んだ。
効用うんぬんは関係なく、僕にとって牛乳石鹸は赤なのだ。
もちろん使う時には箱から出してしまうし、一度出したら二度と箱に仕舞うことはないのだけれど、
少しずつちびていく牛乳石鹸を洗面台で見るたびに、落ち着いた赤色の箱に静かに佇む一頭の
牛を無意識のうちにイメージしている気がする。ぼんやりとだけれど。
最近は厄介な質問に出くわすことが多い。
「あなたを色に例えると、何色ですか?」
嫌いだ、こういうのは。
答えそのものよりも、答える姿勢・論理的思考を見られるのは分かっている。
だから皆、答えやすい色・イメージの良い色を選択し、それらしい説明で飾り付ける。
間違っても黒だとかグレーと言ってはいけない、と誰かが言ってた。
質問が抽象的になるほど、その答えはより回答するものの本質を表すと思う。
だから僕は、こういった質問をある種定型的に対応せざるを得ない場で問われるのが嫌いだ。
でも。こういう話をするのは好きだ。
気の合う友人と、ゆっくりと時間をかけて語るのが好きだ。
結局、そういう生き方が好きだ。
(タイトルデザインを春ver.にしました。お遊びです。
そして、また東京行ってきます。”let me stay neutral.” ―ではまた。)