時計は止まるけれど、時は止まらない。
そんなことを言っている詩を読んで思った。
時間よ止まれ!と必死に願うことは愚かなことだろうか。
浅ましく、不恰好なことなのだろうか。
そんなことはないんだろう。
時が止まってくれないことなんてみんな知っている。
今が永遠になることなんてない。
足元のかげはどうしたって少しずつ伸びていって、闇に消える。
そんなことを知っているからこそ、過ぎていく時間がいとおしく感じられ、
淡々と進む時計の針を見て狂おしい思いになるのだろう。
そんな感情が湧くような体験をたくさんしたい。
そんな体験を共有できる人に出会いたい。