畳に寝転がり、夜風に少し寒がっている。
窓の向こうに月が見える。
まだらに雲がかかっている。
乳白色と灰色の混ぜ合わされたような色をしている。
平和である。
実に平和な気分である。
こんな気分で人生を終えられたらいいのに、と思う。
ふっと消えたらいいのに、とか考えることがある。
突発的な妄想に過ぎないのだけれど。
明日は写真展に行くことにした。
たまに更新されるブログで紹介されていた。
無料だし、規模も小さそうだし、行ったことのない街だし。
ぶらりと行くことにした。
畳を眺める夜。
今日は起きていたい気分なのかもしれない。
そんなのはずいぶん久しぶりなんだけどさ。