感覚でモノを見る
それを理屈で捉えてみる
捉えきれない部分、これを大切にしましょう
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六月十三日
今日は穏やかな天気で心地よいままに目覚めた。
朝から布団を干して、洗濯、掃除を済ませた。
いつも通りの時間に隣の部屋から目覚ましのベルが聞こえてきて、
いつもより素早くベルが止められた。
なんだか体が濁っている感じがしたのでたくさん水を飲んだ。
朝と昼はヨーグルトを食べた。
昨日髪を切ったので頭が軽い。
軽くなった頭はボーっとしていた。
夕方、友人に電話をした。
4ヶ月ぶりくらいの連絡、1年ぶりくらいの声。
元気?なんて形式的な質問がこの時は本音で出た。
距離は見えないから意識しないで済むけれど
時差だけはどうしようもなく「遠さ」を感じさせた。
電話の後、冷蔵庫に一つだけ残っていた玉子を茹でた。
夕食に食べようと思って。
だけどそのままウトウトしてしまい、朝干した布団で眠る。
空焚きの鍋で限界まで熱せられた玉子が大きな音とともに爆発して
僕は今日二度目の目覚めをむかえた。