ちょうど階段を上がり終えたとき
ホームではさっきまで乗っていた電車のドアが閉じられた
ドアが閉まるプシューという音が聞こえると同時に
前から来た男性が僕の横を必死な様子で駆け抜けていった
あまりにも必死な彼にとっては
あまりにも絶望的なタイミングだった
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写真が難しく感じる
つまり、自分の好きな写真が撮れていない
つまり、不満足になるであろうことを予感しつつシャッターを切っている
つまり、カメラを向ける時点で疑心を抱いている
つまり、身の周りに惹き付けられるものがない
いや、自分自身が色々と凝り固まっているんだろうね
世界はいつでも魅力的なはずだから
是非、そうであって欲しい